大阪アジアン映画祭『左様なら』

岸本陽子役で出演した『左様なら』
大阪での上映お知らせです!
出演
芋生悠
祷キララ
平井亜門
こだまたいち
日高七海

作品解説
高校生の由紀は平穏な日々を過ごしていた。ある日、中学からの同級生の綾が事故で亡くなる。クラスメイトたちは初めこそ綾の死を悲しんでいたが、「自殺だったらしい」という噂が流れると手のひらを返したように騒ぎ立てる。綾を中傷する安西に反発したことから、由紀はクラスの女子からハブられるようになる。そして、由紀を気遣う幼馴染の慶太、安西グループで肩身の狭い想いをしている愛美、そんな愛美に苛立つ相馬、綾に想いを寄せていた高橋、友人のいない野田…クラスメイトたちの人間関係にも思わぬ波紋が広がる。海辺の町を舞台に描かれる、次世代の青春群像劇。 監督は石橋夕帆、主演に注目の若手女優・芋生悠と祷キララ。原作はイラストレーターごめんの短編漫画で、登場人物を大幅に増やし長編映画化。MOOSIC LAB 2018作品として制作された。

監督メッセージ
楽しかった時もそうでなかった時も含め、常に教室に漂っていたあの空気はなんだったのでしょう。教室の中には目に見えないルールがあって、誰かがハブかれていても傷ついていても、黙認されるような空気がありました。それは決して特別な事ではなく、あの頃の私たちにとってただそこにある「日常」でした。ですがそんな息苦しさを抱えながらも私にとってはあの時間が一番輝かしく、代え難い大切な時間だったのだと思います。『左様なら』ではあの時間を、あの空気を、教室ごと描こうと思いました。置き去りにしたままだった想いを掬い上げるようにこの作品と出会って頂けましたら幸いです。

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